この記事は、台風3号による被害と影響を詳しく伝えるものであり、特に花蓮市と桃園市の具体的な事例を取り上げています。
被害状況
台風3号（カーミ）により、花蓮市では家族3人が車で移動中に悲惨な事故に遭いました。中興路のコンビニ前に停車中、5階建てアパートの屋上から風で飛ばされた鉄板が女兒牆（屋上の外壁）を押し倒し、車の後部を直撃しました。後部座席に座っていた45歳の妻は即座に心肺停止状態となり、7歳の息子も重傷を負いました。救急隊の努力にもかかわらず、妻は救命できず息子も集中治療を受けています。この事故により、花蓮市内では多数の倒木や看板の落下が報告され、市長は市民に対して外出を控えるよう強く呼びかけています。
桃園空港と観光地の影響
台風3号の影響により、桃園市内の多くの百貨店や映画館が営業を一時停止し、住民は自宅待機を余儀なくされています。桃園市観光旅遊局は「遊桃園 Taoyuan Travel」というYouTubeチャンネルで、桃園国際空港のライブ映像を配信し、台風の最新情報を提供しています。現在、700人以上の視聴者が台風の中での飛行機の離着陸を見守り、チャットで活発に意見交換をしています。また、小烏來瀑布や石門水庫の状況も同時にライブ配信されており、視聴者は自宅から安全に自然の変化を観察できます。
その他の地域
- 停電と交通混乱: 台北市、新北市、台中市などでも停電や交通混乱が報告されています。一部地域では倒木により道路が封鎖され、復旧作業が進められています。
- 避難所の設置: 台南市や高雄市では避難所が設置され、多くの住民が避難しています。地方自治体は、住民の安全を最優先に考え、迅速に対応しています。
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