台北近郊の人気温泉地・烏來(ウーライ)を訪れたら、ぜひ体験したいのが「烏來台車(トロッコ電車)」です。
わずか数分の乗車時間ながら、渓谷の緑や滝の景色を楽しめる烏來を代表する観光アトラクション。もともとは木材運搬用として建設された歴史ある鉄道で、現在は観光客向けのレトロ列車として親しまれています。
この記事では、烏來トロッコ電車の歴史や乗り方、沿線の見どころを日本人旅行者向けにわかりやすく紹介します。
烏來トロッコ電車(烏來台車)とは?
烏來トロッコ電車(烏來台車)は、新北市烏來区にある全長約1.5〜1.6kmの観光鉄道です。烏來老街近くの「烏來駅」と、烏來瀑布近くの「瀑布駅」を結んでいます。
台湾では「烏來蹦蹦車(ボンボン車)」とも呼ばれ、ガタガタと揺れながら走る様子から親しまれています。
列車は小型で開放感があり、ゆっくりと山間部を走るため、小さな子ども連れや鉄道好きにも人気です。
日本統治時代から続く烏來台車の歴史
木材運搬のために建設された森林鉄道
烏來台車の歴史は1928年に始まります。
日本統治時代、当時の烏來周辺ではヒノキやスギなどの林業が盛んで、伐採した木材を運ぶために軽便鉄道が敷設されました。木材だけでなく、作業員や物資の輸送にも利用されていました。
当時は現在よりもはるかに長い路線を持ち、烏來の山奥まで伸びていたといわれています。
観光列車へと生まれ変わる
1950年代以降、道路整備が進んだことで鉄道の役割は縮小。多くの線路が撤去されましたが、現在の区間だけが保存されました。
その後、林業の衰退とともに観光用途へ転換。
1960年代には本格的な観光列車として運行が始まり、現在では烏來を代表する人気観光スポットになっています。
烏來トロッコ電車の乗り方

乗車場所
始発駅は烏來老街の奥にある「烏來駅」。
MRT新店駅からバスで烏來バスターミナルへ到着後、徒歩数分でアクセスできます。
乗車時間
片道約5〜7分程度。
短時間ですが、渓谷沿いを走るため景色が次々に変わり、想像以上に満足感があります。
運行区間
- 烏來駅
- 瀑布駅
の2駅のみです。
瀑布駅で降りると、烏來瀑布やロープウェイ乗り場へそのままアクセスできます。
車窓から楽しめる絶景ポイント
南勢溪の渓谷風景
トロッコが走る区間は豊かな森林に囲まれています。
特に新緑の季節や秋の紅葉シーズンは美しく、台湾北部とは思えないほど自然豊かな景色を楽しめます。
車窓からは渓流や山肌を間近に見ることができ、森林鉄道らしい雰囲気を味わえます。
烏來瀑布が近づくワクワク感
終点の瀑布駅が近づくにつれて、周囲の景色はさらにダイナミックになります。
巨大な岩壁や渓谷が現れ、到着後には烏來を代表する観光名所「烏來瀑布」が待っています。
トロッコ終点で楽しめる観光スポット
烏來瀑布
落差約80メートルを誇る烏來最大の名所。
迫力ある滝と周囲の山々が織りなす景観は、烏來観光のハイライトです。
写真撮影スポットとしても人気があります。
烏來ロープウェイ
瀑布駅の近くには烏來ロープウェイがあります。
約2分半の空中散歩で山頂へアクセスでき、渓谷を一望する絶景が広がります。
雲仙楽園
ロープウェイの先にある山上のレジャー施設。
湖や森林散策路があり、都会の喧騒を忘れてのんびり過ごせます。
烏來老街とセットで楽しもう
トロッコ乗車前後には烏來老街の散策がおすすめです。
老街では、
- 山猪ソーセージ
- 竹筒飯
- 小米酒(アワ酒)
- 温泉卵
など、タイヤル族文化を感じられるグルメを楽しめます。
温泉街らしい雰囲気もあり、日帰り旅行でも十分満喫できます。
日本人旅行者におすすめする理由
日本統治時代の歴史を感じられる
日本統治時代に建設された森林鉄道が現在も観光列車として活躍しているため、日本人には特に興味深いスポットです。
子どもから大人まで楽しめる
乗車時間が短く、移動そのものがアトラクション感覚。
家族旅行にもぴったりです。
温泉・老街・滝を一度に楽しめる
烏來トロッコ電車は単なる移動手段ではありません。
- 温泉
- 老街グルメ
- 原住民文化
- 滝
- ロープウェイ
を一度に楽しめる、烏來観光の中心的存在です。
まとめ
烏來トロッコ電車(烏來台車)は、1928年に木材運搬用として誕生した歴史ある森林鉄道です。現在は観光列車として運行され、烏來老街から烏來瀑布までの約1.5kmを結んでいます。
短い乗車時間ながら、渓谷の絶景やレトロな雰囲気を味わえるため、烏來を訪れるならぜひ体験したいアクティビティのひとつ。
温泉や老街散策とあわせて、台北近郊の日帰り旅行で訪れてみてはいかがでしょうか。



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