中国人子供向けのオンライン日本語教師としての挑戦と成功体験

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私が中国人の子供向けにオンラインで日本語を教え始めたのは数年前のことです。当時、現地の塾で働いていましたが、中国人親たちの希望もあり、個人で日本語を教えることに挑戦しようと決意しました。これにはいくつかのハードルがありましたが、それらを乗り越えることで、多くのことを学び、成長することができました。この記事では、私が直面した二つの大きなハードルと、それをどのように克服したかについてお話しします。

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ハードル1:オンラインプラットフォームの選定

オンラインで日本語を教えるにあたって、まず直面したのは、適切なビデオミーティングプラットフォームの選定でした。特に、中国ではインターネットの検閲が厳しく、多くの国際的なサービスが制限されているため、この問題は非常に重要でした。

最初に選んだのは、すでに使い慣れていたZOOMでした。ZOOMはホワイトボード機能や画面共有など、レッスンに必要な機能を備えており、中国国内でも当初は問題なく使えました。しかし、半年後、突然ZOOMが中国国内で一時的に使用できなくなるという事態に直面しました。原因は定かではありませんが、中国政府の検閲政策に関連していることは明らかでした。

この時点で、私は新しいプラットフォームを探さなければならなくなりました。複数の選択肢を検討した結果、最終的にテンセント製のVooV Meetingを選びました。VooV Meetingは中国発のサービスであり、中国国内での動作が安定していることが大きな魅力でした。機能面でもZOOMとほぼ同等で、私の授業のニーズを十分に満たしていました。中国政府に筒抜けであることは承知の上でしたが、一対一のやり取りに関しては監視対象にはなりにくいと判断しました。そのため、グループ学習を避け、すべて一対一の教室形式にすることで、BANされるリスクを最小限に抑えました。

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ハードル2:月謝の受け取り方法

次に、個人で家庭教師をする際に最も頭を悩ませたのが、月謝の受け取り方法でした。現地の塾で働いていたときは、月謝は会社を通じて日本の銀行口座に振り込まれていましたが、個人での活動となるとこの仕組みは使えません。

最初のうちは、中国本土で開いていた銀行口座とWeChat Pay(微信支付)を利用しました。中国元での支払いを受け取り、それを在日中国人の友人に両替してもらうという方法を取っていました。しかし、この方法は少々アングラなものであり、両替レートをそのたびに相談したり、手続きの煩雑さが大きな問題でした。さらに、WeChat Payも現地登録時に使用していた携帯番号が無効になってしまい、使えなくなるというトラブルも発生しました。

そこで、最終的に選んだのがPayPalでした。PayPalは国際的なオンライン決済サービスであり、簡単に請求書を作成し、相手にクレジットカードで支払ってもらうことができます。手数料は少々高くなりますが、レートはPayPalが自動的に計算してくれるため、非常に便利です。また、日本の銀行口座に直接お金が入るので、確定申告の際にも非常に助かります。

PayPalの利用方法とメリット

PayPalを利用することで、私の月謝受け取りの問題は大きく解決しました。PayPalは世界中で利用されている信頼性の高いオンライン決済サービスであり、個人間の送金やオンラインショッピングでの支払いに広く使われています。以下に、PayPalの利用方法とそのメリットを簡単に説明します。

  • アカウント作成:まず、PayPalの公式サイトで無料のアカウントを作成します。必要な情報を入力し、本人確認を行います。
  • 請求書作成:アカウントを作成したら、ダッシュボードから簡単に請求書を作成できます。受け取りたい金額と通貨を設定し、相手のメールアドレスを入力するだけです。
  • 支払い受領:相手が請求書を受け取ると、クレジットカードや銀行口座を使って支払いを行うことができます。支払いが完了すると、通知が届き、PayPalアカウントにお金が入ります。
  • 出金:受け取ったお金を日本の銀行口座に出金することも簡単にできます。手数料がかかりますが、為替レートは自動計算されるため、非常に便利です。

このように、PayPalを利用することで、月謝の受け取りが非常にスムーズになり、煩雑な手続きやリスクを大幅に軽減することができました。

結論

オンラインで中国人の子供向けに日本語を教えるという挑戦は、私にとって多くの学びと成長をもたらしました。最初はオンラインプラットフォームの選定や月謝の受け取り方法など、多くのハードルがありましたが、それらを一つ一つ乗り越えることで、現在は安定した教室運営を行うことができています。

特に、中国政府のインターネット検閲を考慮しながらも、適切なプラットフォームを選び、またPayPalを活用することで、月謝の受け取り問題を解決することができたことは、大きな成果です。

今後も、この経験を活かしながら、多くの子供たちに日本語の楽しさを伝えていきたいと思います。そして、同じような挑戦を考えている方々にも、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。どんな困難があっても、適切な方法を見つけ出し、努力を続けることで、必ず道は開けると信じています。

次回以降は、VooV Meetingの使い方、PayPalの使い方、子供向けの日本語教育で使用できる教材などをご紹介できたらと思います。

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