台北の観光名所である猫空ロープウェイが、当初の予定よりも早く運転を再開することが決定しました。台北捷運公司(MRT)は、6月24日から行われていた年度大修作業が順調に進み、7月10日(水)午前9時に運転再開が可能となると発表しました。
修理作業の進捗と対策
猫空ロープウェイの大修作業は、齒輪箱周轉件及油管更換、液壓控制單元蓄壓器壓力量測、驅動大輪軸承更換、緊急煞車卡鉗更換、場站水平索輪更換、驅動大輪襯墊更換などの重要設備のメンテナンスが含まれていました。今年は落雷が多く、大修作業は落雷のタイミングを避けるために調整されました。さらに、2名の原廠技師を現地に招聘し、作業を指導した結果、予定よりも3日早く運転再開が可能となりました。
新サービスの試行
また、猫空ロープウェイは新たに「専属車両」の貸切サービスを試行します。このサービスは、一般車両を960元で貸切ることができ、最大8名まで乗車可能です。さらに、クリスタルキャビンは600元で貸切ることができ、最大5名まで乗車可能です。このサービスは即日から9月末まで試行され、利用者は任意のロープウェイ駅で購入できます。
設備の改善とテスト
年度検修期間中には、設備改善プロジェクトも並行して行われました。これには、場站車廂運行関連の軌道除錆上塗、各場站の巻線器除錆上塗、鋼索の潤滑、電気テスト、載重テスト及び運転テストなどのシステムテストが含まれます。
猫空ロープウェイの運行再開と新サービスの導入は、多くの観光客にとって朗報であり、さらなる利用者増加が期待されています。
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