映画「青春18×2 君へと続く道」Netflix配信記念:映画から見える台湾

台湾エンタメ
スポンサーリンク
trip.com
スポンサーリンク

36歳のジミーはようやく只見町に

回り道をしてようやく只見町に着いたジミーですが、アミの家がわからず酒屋の主人である中里(松重豊)の案内で家へ向かいますが、その道中で中里がこぼす言葉は「神様は意地悪だよ」。

松重豊のキャスティングは台湾へのサービス

松重豊(まつしげ ゆたか)は、日本の俳優であり、特にドラマ「孤独のグルメ」での主演として広く知られています。台湾でもこの作品を通じて彼の人気が高まっています。

  1. 「孤独のグルメ」の影響:「孤独のグルメ」は、松重豊が演じる主人公・井之頭五郎が、仕事の合間に訪れる食堂やレストランで美味しい料理を楽しむ姿を描いたドラマです。この作品は台湾でも放送され、特に食文化が豊かな台湾の視聴者に強い共感を呼びました。松重豊の自然体の演技と、各エピソードで紹介される食事シーンが、台湾の視聴者に深く響きました。
  2. 台湾での関連イベントやプロモーション:松重豊は「孤独のグルメ」の影響で台湾を訪れることがあり、その際にはファンミーティングやプロモーションイベントが開催されました。これらのイベントは多くのファンを集め、彼の人気をさらに高める要因となりました。
  3. オンラインでの評価とSNSの影響:台湾のSNSやオンラインフォーラムでは、松重豊や「孤独のグルメ」に関する話題が頻繁に取り上げられています。視聴者からは、彼の演技や作品のユニークなスタイルについて高い評価が寄せられています。
  4. 食文化を通じた共感:台湾と日本の食文化には共通点が多く、「孤独のグルメ」の内容が台湾の視聴者にとっても身近に感じられる要素が多いです。そのため、松重豊の演技がさらに親しみやすく感じられるようになっています。

総じて、松重豊は台湾においても高い人気を誇っており、その主な要因は「孤独のグルメ」の成功と、彼の自然体の魅力によるものです。

スポンサーリンク

アミとの再会を果たすジミー

ついにアミの実家に着いたジミー。すでに世を去ったアミの部屋で、ジミーはアミが残した絵日記帳を見て、18年間ジミーの中で止まったままの時間が動き出します。

そして、ジミーもまた、アミの止まった時間を動かすべく、アミが日本に帰ってからの18年を手紙にしたためます。

アミのように誰かを感動させる人になりたくて、ゲーム制作会社を立ち上げ、そして彼の作品が出来上がった時、アミの訃報を知ることになります。ですがアミの死を受け入れることができず、仕事に一心不乱に取り組み、走り続けてきました。そしてそれが瓦解した後、今回の自分の時間を取り戻す旅を経て、ジミーはアミとの青春にサヨナラを言うことができました。「休息是為了走更長遠的路」。ジミーは新しい旅を続ける力をアミからもらったのです。

なんでもいいから旅をしたくなる映画

ゴールのない旅とは、なんと贅沢な旅なのでしょう。一度はそんな旅をしてみたいものです。

台湾と日本は、お互いに憧れあう時間の流れを持っています。風土文化として、土着のバックボーンを持たない台湾にとって、日本の歴史的な古さや、国土が醸すゆったりとした時間の流れは羨ましいものです。

一方日本人にとって、台湾のエネルギッシュな時間の流れと人情味は、日本が忘れつつあるものを思い出させ、懐かしさを感じさせます。

この映画は、その時間の流れの違いやあこがれが、ジミーとアミを通して美しく描かれていると思いました。

そして、台湾もいつしかこの青年期を終わり、次の旅へと移っていくのでしょう。それは少し寂しい気もしますが、しかし旅が終わらず、続いていくことこそが、本当の幸せなのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました