台風18号「山陀兒」による台湾旅行への影響と注意喚起

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台灣氣象署

2024.09.282024.10.02

台風18号「山陀兒（KRATHON）」は、2023年9月28日午前8時に発生し、現在台湾東南方約625キロの海上に位置しています。今後、台風は緩やかな速度で北西から北北西へと進行し、9月30日から10月3日にかけて台湾に最も接近する見込みです。

台風18号は、特に北部、東北部、東部の沿岸地域に影響を及ぼすと予想されています。10月1日から2日にかけて、これらの地域では豪雨や強風が発生し、道路状況や交通機関への影響が懸念されるため、旅行や移動の際は十分な注意が必要です。

特に大台北エリアや基隆北海岸、宜蘭地区では、局地的な大雨や短期間での急激な降雨が見込まれています。観光予定の方は、予定の変更やキャンセルを検討し、常に最新の気象情報を確認することをお勧めします。

台風の影響で1日の寒暖差が大きくなることも予想されています。服装などもレイヤーを意識して、万全の準備をしましょう。

観光地の閉鎖や入場制限: 台北101や九份などの屋外観光地では、強風や大雨の影響で一時的な閉鎖や入場制限が行われる可能性があります。
交通機関の遅延や運休: 台湾高速鉄道（THSR）や台鉄の列車、フェリーの運行に遅延や運休が発生する可能性があり、飛行機の離着陸にも影響が出ることが予想されます。空港へのアクセスやフライトのスケジュールを事前に確認しましょう。
道路状況の悪化: 山間部や沿岸部では土砂崩れや冠水の恐れがあり、車での移動は危険です。レンタカー利用者やドライブ予定の方は、天候や道路状況を常にチェックし、無理な移動は控えましょう。

安全な宿泊施設を確保: 台風の接近に伴い、宿泊施設を事前に確保し、外出を控えるようにしましょう。特に海沿いや高台のホテルは避け、台北市内など比較的安全なエリアに滞在することをお勧めします。
非常食や飲料水の確保: 台風の影響で停電や断水が発生する可能性があります。ホテルや宿泊先に非常食や飲料水、懐中電灯などの準備があるかを確認しましょう。
保険加入の確認: 急な予定変更やキャンセルに備え、旅行保険や航空券のキャンセル規定を再確認し、必要に応じて対応を検討しましょう。
停班停課の発令: 台風の影響が安全や生命に関わると台湾政府が判断した場合、停班停課が発令されて、商業施設や会社、学校が一斉休業となります。ツアーや交通機関、商業施設や観光施設にも影響が出ますので、発令状況に注意が必要です。