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ASKA、台北公演で見せた音楽の力と家族の絆

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2025年3月1日、台北国際会議センターにて、アジアの殿堂的歌手であるASKA(飛鳥涼)さんのソロライブ「ASKA CONCERT TOUR 2025 –WHO is ASKA !?–」が開催されました。この公演は、昨年9月21日に東京で始まったツアーの一環で、30回以上の公演を経て、ついに台北に上陸しました。

オープニングは「GUYS」、往年の名曲で会場を魅了

ライブは、1992年のアルバムの同名曲である「GUYS」で幕を開け、9人編成のバンドと共に、ASKAさんの深みのある歌声が会場を包み込みました。セットリストには、「邂逅」、「You are free」、「SAY YES」、「YAH YAH YAH」、「On Your Mark」など、80年代から90年代にかけての大ヒット曲が含まれており、観客は懐かしさと感動に浸りました。

娘・宮崎薫さんとの親子共演

特筆すべきは、ASKAさんの娘である宮崎薫(Kaoru)さんがゲスト出演し、セリーヌ・ディオンの「To Love You More」や自身のシングル「Cry」を披露したことです。父娘でステージ上でハイタッチやハグを交わし、世代を超えた音楽の絆を感じさせました。Kaoruさんは、初めての台湾でのパフォーマンスに「まるで夢のよう」と語り、将来的に台湾でのソロ公演を希望していることを明かしました。

テレサ・テンの名曲カバーで台湾ファンと一体に

さらに、ASKAさんは鄧麗君(テレサ・テン)の「何日君再来」を中国語でカバーし、31年前の台北体育場での公演を思い起こさせました。「來來來」の部分ではマイクを観客に向け、「喝完了這杯再說吧!」と共に歌い、会場全体が一体となる瞬間を作り出しました。

観客総立ちの大合唱

約3,000人の観客は、ASKAさんの歌声に合わせて全曲を合唱し、「SAY YES」や「YAH YAH YAH」の演奏時には、興奮のあまり立ち上がって歌うファンも見られました。特に「YAH YAH YAH」のイントロが流れると、観客全員が立ち上がり、サビの部分では腕を振り上げて大合唱するという壮観な光景が広がりました。

ライブの締めくくり、台湾への感謝

ASKAさんは最後に英語で「I love Taiwan」と感謝の意を伝え、娘やバンドメンバー、スタッフと共に記念撮影を行い、公演は幕を閉じました。台北公演の後、4月30日に東京国際フォーラムでツアーの最終公演が予定されています。

日本での不祥事と台湾での再出発

ASKAさんは、日本の音楽ユニット「CHAGE and ASKA」のメンバーとして1980年代から1990年代にかけて数々のヒット曲を生み出し、日本の音楽シーンを代表する存在でした。しかし、2014年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、その後の活動に影響を及ぼしました。この事件は多くのファンに衝撃を与え、音楽業界にも大きな波紋を広げました。

台湾で活躍する日本アーティストたち

近年、日本のアーティストがスキャンダルや不祥事をきっかけに、活動の場を台湾など海外に広げるケースが増えています。台湾は日本の音楽や文化に対して高い関心を持ち、アーティストにとって新たな活躍の場として注目されています。ASKAさんの今回の台北公演も、その一例と言えるでしょう。彼の音楽は国境を越え、多くの人々に感動を与え続けています。

過去と現在をつなぐ感動のステージ

今回のライブは、ASKAさんの音楽キャリアの集大成であり、彼の過去の栄光と試練を乗り越えた現在の姿を象徴するものでした。1995年のチャゲアス時代の台北公演に始まる台湾とのつながり、観客との一体感、娘との共演、そして名曲の数々が織りなすステージは、まさに感動的であり、音楽の持つ力を再認識させられるものでした。今後のASKAさんの活動にも、ますます期待が高まります。

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