桃園国際空港は旅客通関サービスの質を向上させるため、2024年6月6日から出国優先通路の仕様を調整し、適用対象の資格や同行者の数を明確にすると発表しました。これにより、身体障碍者やお子様連れの方など、特定の乗客がよりスムーズに通関できるようになります。
新しい出国優先通路の適用対象
以下の乗客は、ターミナル1およびターミナル2の出国ゲート1および2の優先通路を利用できます：
- 会員
- 商用乗客
- 身体の不自由な方
- 妊婦
- ベビーカーをお持ちの方
- 2歳未満の幼児を連れた方
- 一人旅のお子様
- APECビジネストラベルカード所有者
同伴者の人数制限
優先通路を利用できる同行者の数も新たに明確化されました：
- 身体障碍のある乗客：車椅子や補助具を使用している乗客本人と同伴者1名。
- ベビーカー利用者：ベビーカーを使用するお客様とその付き添い2名。
- 2歳未満の幼児を連れたお客様：幼児とその付き添い2名。
なお、APECビジネストラベルカード（ABTC）については、領事局の公式ウェブサイトにある「個人使用のみ」の原則に従い、カード所有者のみに適用され、同伴者の利用は認められません。
出国通関効率向上への取り組み
空港会社は、外務省、領事局、航空警察、その他の関連部門と協力し、乗客のニーズに合わせた優先レーンサービスの提供に努めています。今年からは、出国保安ラインの追加やスマート保安ラインのアップグレード、待機列の最適化を順次実施し、出国審査の待ち時間を短縮する取り組みを進めています。
空港会社は、「桃園空港は実際の空港運営と乗客の需要に基づき、通関規制を継続的に見直していく」と述べ、さらなるサービスの向上に意欲を見せています。
同伴者人数の明確化が今回のポイント
これまでわりとルーズだった同伴者人数が明確化されました。身体障碍者の同伴者は１名。ベビーカー及び２歳未満の幼児には、付き添い２名までとなっています。知らずに同伴者人数をオーバーして、列に並び直すような事がないように、台湾から日本に帰国する際、特に身体障害者やお子様連れの方は、同伴者の人数制限に注意し、スムーズな出国手続きを心がけてください。
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