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嘉禾新村:台北の新たな文化・芸術の発信地

台湾情報
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嘉禾新村は、もともと1956年に聯勤通信修理廠から改装された眷村で、歴史的には日本統治時代にさかのぼります。この地域はかつて日軍砲兵連隊の営房として利用され、戦後は国防部の施設となりました。1950年代に改装され、さまざまな軍官やその家族が住む眷村として発展しました。2015年以降、台北市政府文化局によって歴史建築として保護され、現在は文化と芸術の発信地として生まれ変わっています。

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見どころ

嘉禾故事館

旧将軍邸宅を利用した嘉禾故事館は、日式と戦後台湾の住宅様式を融合させた建物です。庭園や屋内の設計には日本の建築要素が取り入れられており、訪れる人々に歴史的な趣を提供します。館内では、歴史的な展示やさまざまなイベントが開催されています。

日式聚場

1940年代に建てられた日式建築で、大広間の設計が特徴です。戦後は日本砲兵連隊の招待所として使用され、その後、陸軍の高官の居住スペースとして利用されました。現在は、日式建築の美しさと歴史的価値を体感できる場所として開放されています。

防空洞

国民政府の統治下で建設された防空洞は、厚いコンクリートの壁で作られており、現在もそのままの姿を残しています。この防空洞は、当時の住民によって居住スペースとして利用されていました。現在は観光名所として公開されており、当時の生活の一端を垣間見ることができます。

拾光屋

住民自身が建設した二階建ての小さな建物で、防空洞や周囲の植物とともに独特の風景を形成しています。拾光屋の二階からは防空洞の上部を眺めることができ、その歴史的な風合いと美しい景観が楽しめます。

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台湾の旧建築物リノベーションの取り組み

嘉禾新村は、台湾におけるリノベーションの成功例の一つです。古い軍事施設や眷村を現代の文化・芸術の発信地として再生することで、歴史的な価値を保ちながら新しい魅力を生み出しています。台湾全土で進行中のリノベーションプロジェクトは、地域社会の文化的な遺産を保存し、新しい世代に伝えるための重要な取り組みです。嘉禾新村もその一環として、地域住民や観光客に歴史と現代が融合した魅力的な体験を提供しています。

アクセス

  • 自動車: 国道1号から建国高架を経由し、辛亥路一段、汀州路三段24巷へ。
  • バス: 台電大樓駅から徒歩約9分、公館駅から徒歩約13分。複数のバス路線も利用可能。
  • 駐車場: 限られた駐車スペースがあり、1時間30元の料金がかかります。
  • YouBike: 台北市替代役中心の近くにレンタルステーションがあります。

まとめ

嘉禾新村は、その豊かな歴史と美しい建築、そして現代の文化活動が融合した魅力的な観光地です。歴史的背景を学びながら、家族連れで楽しめるイベントや展示を体験できるため、台北を訪れる際にはぜひ足を運んでみてください。

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