台湾で歯のトラブル:続き

台湾コラム
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次の帰国まで3か月という最悪のタイミングで歯の被せものが欠けてしまった管理人。
ノービザ訪台者には現地保険が効かないという悪条件の中、治療をしなければいけません。

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問題点のおさらい

さて、2年ほど前に日本で治療した歯の被せものが欠けちゃいました。このままではまずいので、ひとまず台湾で治療が必要です。

しかし、ノービザ訪台者には現地の健康保険が使えません。そのため、正攻法では以下の手順で治療して日本の健康保険適用となります。

  1. 必要書類の準備: まず、健康保険からの払い戻しを受けるために必要な書類を準備します。これには、海外での治療を受けた医療機関からの治療明細書やレセプト、診断書、入院日数や処方箋などの医療関連の書類が含まれます。
  2. 帰国後の手続き: 治療を受けた後、帰国したら、まずは所属する健康保険組合や保険会社に連絡します。彼らから、どのような手続きが必要であるかや、提出すべき書類についての指示を受けます。
  3. 書類の提出: 必要な書類を揃えたら、健康保険組合や保険会社に提出します。これには、医療明細書や診断書、処方箋のコピーなどが含まれます。提出方法や必要書類については、事前に健康保険組合や保険会社に確認しておくことが重要です。
  4. 審査と払い戻し: 提出された書類は、健康保険組合や保険会社によって審査されます。審査には時間がかかる場合がありますが、審査が完了すると、治療費の一部または全額が払い戻されることがあります。払い戻しの額は、健康保険の規定や条件に基づいて決定されます。
  5. 追加情報の提出: 審査の際に追加の情報が必要となる場合があります。その場合は、速やかに追加の書類や情報を提出することが求められます。

*各健康保険組合や保険会社によって手続きや要件が異なる場合があるため、具体的な手順や必要書類については、事前に所属する健康保険組合や保険会社に確認することが重要です。

特に治療明細や診断書等の日本語訳の提出が求められる場合もあるため、日本語訳に対応できる病院を探すとなるとかなり数が絞られますし、現地ではまず全額を支払う必要があるため、ノービザで長期滞在する者として、病院にかかるような事態はかなり避けたいリスクなんです。ですが、起きてしまったことはしょうがない。健康のためできることはしなければいけません。お金や労力を渋って、結果病気が悪化するようではいけません。さあ、腹をくくり、お財布を持って歯医者に行きましょう!

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歯医者?

管理人:「こんちわー!おじちゃんいるー?」

おじちゃん:「おう!どうしたね?さあ、入って入って」

管理人:「おじゃましまーす」

管理人:「日本で被せてもらった歯が欠けちゃったんだよ。8月に帰ったら本治療するからさあ、ちょっと治してくれない?」

おじちゃん:「8月?えらい先だねえ。一応欠けたところ埋めておくけどね、また欠けちゃったら全部替えてあげるよ。そういえばさ、今年の旧正月は北海道行ってきたよ。楽しかったなあ。今度は仙台に遊び行くことにした。」

管理人:「仙台行ったら、絶対仙台牛のタン食べておいで。美味しいから。」

おじちゃん:「そうかい。そうかい。覚えておくよ。はい。終わったよ。でもまた剥がれたら、すぐに来るんだよ。」

管理人:「オッケー、オッケー。んで、いくら?」

おじちゃん:「150元(700円)。」

管理人:「はい。おじちゃん、いつもありがとね~」

おじちゃん:「おおきに。帰り気をつけるんだよ。」

ヤミ医者 ホワイトジャック

こちらのおじちゃん御年七十ウン歳。英国留学の経験を持つれっきとした歯医者さんだったお方です。退職後に趣味で、ご近所で親戚や友人の歯の健康にご尽力されております。歯科診療所ではありません。あくまでご自分の部屋に設備が整っているというテイです。電話帳にもネットにもその存在はありません。しかし、現実にその場所は存在します。

現地の台湾人であっても保険は適用されません。無免許医師で高額料金をとるのがブラックジャックなら、こちらはホワイトジャックといったところでしょう。激安です。保険適用がどうのこうのとか吹っ飛ぶほどの激安です。そして腕は確かです。

京都の高級料亭並みの紹介制度を採用しているため、一見さんはお断りです。数年前に歯を悪くしたとき、相談した台湾人が紹介してくれました。

人脈は大切に

海外生活にもいろいろなスタイルがあります。トラブルにお金で対処するのも一つの方法でしょう。ですが、友人や人脈に勝るものはないと思っています。日本にいるとすべてが整っているし、自分の経験値もあるので誰かに頼ることも少ないですが、外国にいると信頼に足る誰かに頼ることを勉強させられます。

google検索したり、知恵袋に尋ねたりするのもいいけど、結局のところそれも知らない誰かに頼ってる。現実の人脈や友人同士の関係は、問題の解決だけじゃなくて不安や心配を共有してくれる。そういう発見があるから、一生に一度、自分に頼れない環境に飛び込むのもいいんじゃないですか?

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