今年の台湾の防空演習の予定と旅行者への注意事項

台湾では、緊急事態に対する危機意識を高めるために、毎年防空演習が実施されています。今年の防空演習「萬安47号」の日程と、旅行者向けの情報をQ&A形式でお伝えします。

演習日程：

• 7月22日（月）午後1時30分～午後2時：中部地区（苗栗県、台中市、南投県、彰化県、雲林県、嘉義市、嘉義県）
• 7月23日（火）午後1時30分～午後2時：北部地区（宜蘭県、基隆市、台北市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県）
• 7月24日（水）午後1時30分～午後2時：東部地区及び外島（花蓮県、台東県、金門県、連江県、澎湖県）
• 7月25日（木）午後1時30分～午後2時：南部地区（台南市、高雄市、屏東県）

旅行者への注意事項：

1. 防空警報の確認：演習開始時と終了時に防空警報（サイレン）が鳴り、携帯電話にもメッセージが送信されます。
2. 避難指示に従う：防空警報が発せられた後は、軍・警察・演習係員からの指示に従い、指定された防空避難場所に避難してください。車両を運転中の場合でも、安全な場所に停車して避難する必要があります（高速道路を除く）。
3. 公共交通機関の停止：演習中は公共交通機関が一時的に停止することがあります。係員の指示に従って行動してください。
4. 罰金の可能性：指示に従わない場合、3万元以上15万元以下の罰金が科せられることがあります。
5. 避難場所の確認：各地域の防空避難場所は、内政部警政署のアプリ「警政服務」、警政署ホームページ「防空疏散避難専區」、内政部消防署のアプリ「消防防災e點通」で確認できます。

Q&A

Q: 演習開始の合図は？

A: 市内にサイレンが鳴り響き、ショートメールに通知が届きます。

Q: 演習中に気を付けることは？

A: 外出を自粛し、既に外出している場合は建物の中へ避難してください。また、通行中の車は一旦停止し、解除のサイレンが鳴るまで路肩へ一時停車する必要があります。

Q: 屋内退避時の注意事項は？

A: 窓を閉め、屋内外の照明を出来る限り消すようにしてください。

Q: レストランで食事中に演習が始まった場合は？

A: 電気・ガス・水の使用を停止するように求められるため、料理の提供が遅れることがあります。

Q: バスに乗車中に演習が始まったらどうするの？

A: 一般道では路肩に一時停車し、速やかに屋内退避してください。演習終了後も同じバスに乗車する際は、ICカードを再度かざす必要はありません。高速道路では一時停車不要です。

Q: 航空機や鉄道の運行はどうなりますか？

A: 運行は通常通りですが、空港や駅からは出られません。

Q: 演習終了の合図は？

A: 再度サイレンが鳴り響けば終了です。

参考リンク

• 防空演習に関する詳細情報や避難場所については、内政部警政署および労働部の公式サイトをご覧ください。

旅行者の皆様は、安全に留意し、指示に従って行動してください。