台湾グルメといえば、小籠包、魯肉飯、牛肉麺を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが、台湾の食文化をもう一歩深く知りたいなら、ぜひ食べてみてほしいのが「肉粽(ロウゾン)」です。
今回紹介するのは、延三夜市エリアにある老舗、阿欉大橋頭肉粽。
地元台湾人に長年愛される名店で、もち米の香りと具材の旨みが詰まった本格肉粽を味わえます。
さらに、魚のすり身団子が入った「魚丸湯」との組み合わせも絶品。
観光向けの定番グルメとは少し違う、“台湾人の日常”に近い味を体験したい人にぴったりのお店です。
台湾の「肉粽(中華ちまき)」とは?
肉粽は、もち米を竹の葉で包み、具材と一緒に蒸した台湾式ちまきです。
台湾では地域によってスタイルが異なり、台北周辺では「北部粽」が主流。
炒めたもち米を使い、蒸して仕上げるため、油飯のような香ばしさと粒感が特徴です。
中には、
- 豚肉
- 椎茸
- 栗
- ピーナッツ
- 塩漬け卵黄
などが入ることが多く、店ごとに味の個性があります。
実は観光客が「肉粽」を食べる機会は少ない

台湾旅行を何度もしていても、「肉粽を食べたことがない」という人は意外と多いです。
その理由のひとつが、肉粽は“家で食べる文化”が強いこと。
台湾では端午節に家族で大量に作ったり、まとめ買いして冷凍保存したりする習慣があり、テイクアウト中心の店も少なくありません。
さらに、イートインできる専門店は意外と限られているため、観光客は小籠包や夜市グルメには触れても、肉粽までたどり着かないことが多いのです。
だからこそ、台湾美食をもう一歩深く知りたい人には、ぜひ一度体験してほしい料理。
“観光向け台湾グルメ”とは少し違う、台湾人の生活に根付いた味があります。
延三夜市の老舗「阿欉大橋頭肉粽」

阿欉大橋頭肉粽は、台北・大同区の延三夜市エリアにある老舗店。
創業60年以上とも言われ、地元客が次々と訪れる人気店です。
店頭では大量の肉粽が蒸されていて、竹の葉ともち米の香りが漂います。
観光客向けに整えられた店というより、地元密着型のローカル食堂。
こういう雰囲気も含めて、台湾らしさを味わえる一軒です。
看板メニュー「肉粽」は具材たっぷり
阿欉大橋頭の肉粽は、しっかり味が染みた北部粽スタイル。
もち米は香ばしく、粒感を残しつつもモチモチ。
中には豚肉、椎茸、栗、塩卵黄などが入り、食べ進めるごとに旨みが広がります。
特に豚肉の存在感が強く、日本の中華ちまきよりも“食事感”がしっかりある印象。
さらに、この店ならではなのが「蒜蓉豬油(にんにく豚油)」。
肉粽にかけることで香りとコクが一気に増し、台湾ローカル感がさらに強くなります。

一緒に頼みたい「魚丸湯」
肉粽とセットでぜひ注文したいのが魚丸湯。
魚のすり身団子が入ったシンプルなスープで、優しい出汁感が特徴です。
もち米中心の肉粽は意外と食べ応えがあるため、温かいスープと合わせるとちょうど良いバランスになります。
魚団子は弾力があり、日本のつみれとはまた違う台湾らしい食感。
派手さはありませんが、こういう組み合わせに台湾の日常食文化が詰まっています。

阿欉大橋頭へのアクセス方法
阿欉大橋頭肉粽
- 住所:台北市大同區延平北路三段19號之1
- 営業時間:17:00〜24:00前後
- 電話番号:02-2597-5779
- 最寄駅:MRT大橋頭駅 徒歩約5分
営業時間は変更される場合があるため、訪問前の確認がおすすめです。
MRTでのアクセス
最寄り駅は、台北MRT橘線(中和新蘆線)の大橋頭駅。
1番出口から徒歩約3〜5分ほどで到着します。
延三夜市エリアにあるため、夜市散策とあわせて立ち寄るのもおすすめです。
周辺観光とセットで楽しみたい
阿欉大橋頭肉粽のある大同区周辺は、古い台北の雰囲気が色濃く残るエリア。
グルメだけでなく、街歩きも非常に楽しい地域です。
レトロ街歩きが楽しい「迪化街」
迪化街は、台湾らしいレトロな街並みが残る人気観光スポット。
漢方、乾物、お茶、台湾雑貨などの老舗が並び、近年はおしゃれなカフェやセレクトショップも増えています。
古い建築を眺めながら歩くだけでも楽しく、台湾旅行リピーターにも人気のエリアです。
大橋頭から徒歩圏内なので、肉粽を食べたあとに散策するコースもおすすめ。
夜市ローカル感を楽しむ「延三夜市」
延三夜市は、観光夜市というより“地元密着型”の夜市。
派手な演出は少ないですが、その分ローカル色が強く、台湾の日常に近い空気を感じられます。
大きな夜市に比べると観光客は少なめで、落ち着いて食べ歩きしやすいのも魅力。
肉粽以外にも、滷味、米糕、麺線など昔ながらの台湾小吃を楽しめます。
夕暮れ散歩にもおすすめ「大稻埕碼頭」
少し足を伸ばせば、大稻埕碼頭にもアクセス可能。
淡水河沿いの遊歩道が整備されていて、夕方には美しい夕日を眺められます。
最近はおしゃれな屋台やカフェ風店舗も増えていて、ローカルと観光がちょうどよく混ざった雰囲気。
夜風を感じながら台湾ビールを楽しむ人も多く、食後の散歩にもぴったりです。
台湾グルメを“次の段階”へ進めたい人におすすめ
台湾旅行に慣れてくると、有名店巡りだけでは物足りなくなることがあります。
そんなときにおすすめしたいのが肉粽です。
小籠包のような華やかさはないかもしれません。
ですが、肉粽には台湾人の生活文化や家庭の味が色濃く残っています。
「台湾の人は普段どんなものを食べているんだろう?」
そんな視点で食べると、台湾旅行がもっと面白くなるはず。
定番グルメを一通り楽しんだ人こそ、ぜひ阿欉大橋頭肉粽で、台湾のローカルな美味しさを体験してみてください。








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