九份といえば、赤提灯の階段、芋圓、阿妹茶樓――。
もちろん初めての九份なら、定番スポットを巡るだけでも十分楽しい場所です。しかし、台湾リピーターなら「もう少し静かに九份を味わいたい」「観光客で混み合う老街だけではなく、山城らしい時間を過ごしたい」と感じる人も多いはず。
実は九份には、老街のにぎわいから少し外れた場所に、海を眺められるカフェ、台湾茶をゆっくり楽しめる茶房、夜に訪れたいバー、わざわざ行きたい隠れ家レストランが点在しています。
今回は、日本人観光客、特に台湾リピーター向けに「訪れてほしいお店」を整理して紹介します。九份を“写真を撮って帰る場所”から、“時間を過ごす場所”に変えてくれる店ばかりです。
- 九份リピーターにおすすめしたい店選びのポイント
- 1. 水心月茶坊|九份の山城で台湾茶を味わう“天空の茶房”
- 2. 暇咖啡 HIMA CAFE|陰陽海を望む九份の絶景カフェ
- 3. 吾穀茶糧 九份食茶館|茶を使った食事を楽しむ静かな食茶館
- 4. 逸茶酒室|夕方から夜に訪れたい九份の景観バー
- 5. 貓十五義式冰淇淋|猫好きに刺さる老宅ジェラート店
- 6. 食不厭|九份の山中にある“わざわざ行きたい”隠れ家レストラン
- 7. 山巴咖啡|トンネルの先にある九份の静かな海景カフェ
- 8. M Bar House|九份に泊まる人だけが楽しみやすい夜の秘密基地
- 9. 金石新月光|九份の山海を独占する予約制カフェ・民宿
- リピーター向け・九份カフェ巡りモデルコース
- まとめ|九份は“通り過ぎる観光地”から“滞在する山城”へ
九份リピーターにおすすめしたい店選びのポイント
九份の店選びで大切なのは、「どこで時間を止めたいか」です。
老街で食べ歩きを楽しむのも良いですが、リピーターにおすすめしたいのは、少し奥へ進んで座れる店を選ぶこと。特に九份は山と海が重なる地形なので、窓際やテラス席から見える景色そのものが旅の目的になります。
今回紹介する店は、主に次のような人に向いています。
- 九份に一度は行ったことがある人
- 老街の混雑を避けて過ごしたい人
- 海景・山景カフェを探している人
- 台湾茶や台湾らしい食文化を楽しみたい人
- 九份に宿泊して夜の時間も楽しみたい人
九份は昼、夕方、夜で表情が大きく変わります。店を目的地にすれば、ただの観光ではなく「九份で過ごす旅」に変わります。
1. 水心月茶坊|九份の山城で台湾茶を味わう“天空の茶房”

九份で台湾茶をゆっくり楽しみたいなら、まず候補に入れたいのが水心月茶坊です。
水心月茶坊は、九份の軽便路にある茶坊。赤レンガの建物と海を望む景観が印象的で、安妮的天空では「九份山城の天空の城のような茶坊」と紹介されています。店内では品茶や茶葉の購入ができ、一般的なカフェというより、台湾茶を落ち着いて楽しむための場所です。三方向に海景が広がるようなロケーションも魅力とされています。
九份観光でありがちなのが、階段を上り下りして写真を撮り、老街で軽く食べて帰る流れです。しかし水心月茶坊に入ると、九份の楽しみ方が少し変わります。
急いで歩くのではなく、茶器を前にして、海と山を眺めながら時間を置く。日本人観光客にとっては、台湾茶文化を体験できるだけでなく、九份の景色を静かに味わえるのが大きな魅力です。

店舗情報
店名:水心月茶坊
住所:新北市瑞芳區九份輕便路308號
営業時間:平日9:00〜22:00、休日9:00〜02:00
備考:営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に公式SNS等で確認推奨。
2. 暇咖啡 HIMA CAFE|陰陽海を望む九份の絶景カフェ

九份で「景色の良いカフェ」を探しているなら、暇咖啡 HIMA CAFEはかなりリピーター向きです。
安妮的天空によると、暇咖啡は九份山城にあるカフェで、大きなガラス窓から陰陽海、山の緑、海の景色を眺められるのが特徴。2024年新開幕のカフェとして紹介され、コーヒーやデザートも楽しめる場所とされています。
九份の定番茶楼はどうしても観光客が集中しがちですが、こうした新しいカフェは、リピーターが「今の九份」を感じるのに向いています。
特におすすめしたいのは、午後の早い時間。夕方の九份は混雑しやすいため、少し早めに到着して、カフェで海景を眺めながら一息つくと、老街観光の印象がかなり変わります。
「九份=赤提灯」だけでなく、「九份=海を眺める山城」として楽しみたい人にぴったりです。

店舗情報
店名:暇咖啡 HIMA CAFE
住所:新北市瑞芳區豎崎路18號
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜・火曜
電話:0958-246988
備考:不定休あり。訪問前にInstagram等で確認推奨。
3. 吾穀茶糧 九份食茶館|茶を使った食事を楽しむ静かな食茶館

九份で「食事もしたいけれど、普通の小吃だけでは物足りない」という人におすすめなのが、吾穀茶糧 九份食茶館です。
安妮的天空では、九份の基山路にある落ち着いた雰囲気の店として紹介されています。擂茶を軸に、茶泡飯など茶を取り入れた食事を提供しているとのこと。窓辺から山と海の景色を眺められる点も魅力とされています。
日本人観光客にとって「茶泡飯」という言葉はなじみがありますが、台湾茶や擂茶の要素が入ることで、少し違った台湾らしさを楽しめます。
九份で芋圓や肉圓などの食べ歩きも良いですが、リピーターなら一度、こうした“茶を食に取り入れた店”を目的にしてみるのもおすすめです。特に、雨の日の九份にもよく合います。
九份は雨が多いエリアですが、雨の日こそ山城らしい雰囲気が増します。窓の外に霧が流れるような天気なら、むしろこの店の魅力が引き立つかもしれません。

店舗情報
店名:吾穀茶糧 九份食茶館
住所:新北市瑞芳區基山路166號
営業時間:11:00〜17:00
電話:02 7744 8085
備考:公休日は店の公式SNS等で確認推奨。
4. 逸茶酒室|夕方から夜に訪れたい九份の景観バー

九份に宿泊する人、または夕方以降まで滞在する人におすすめしたいのが、逸茶酒室です。
安妮的天空では、台湾らしい創作カクテルを楽しめる景観バーとして紹介されています。海を望む窓景や2階からの山海ビューがあり、特に夕方の訪問がおすすめとされています。昼、夕暮れ、夜へと色温度が変わる景色を楽しめるのが魅力です。
九份は夜景が有名ですが、多くの観光客は夜景を撮ったあと、すぐ台北へ戻ります。だからこそ、リピーターには「夜の九份に少し滞在する」旅を提案したいところです。
逸茶酒室のような店を目的地にすれば、九份の夜が単なる撮影時間ではなく、大人の台湾時間になります。
アルコールが苦手な人向けにノンアルコールドリンクや食事もあると紹介されているため、バーという名前に身構えすぎなくても良さそうです。

店舗情報
店名:逸茶酒室
住所:新北市瑞芳區基山街190號
営業時間:14:00〜22:00
電話:02-2406-1009
アクセス:台鉄瑞芳駅からバス788、825、826、827、1062、179、965、台湾好行などで「九份派出所」下車。
5. 貓十五義式冰淇淋|猫好きに刺さる老宅ジェラート店

九份で少し変わったスイーツ店を探しているなら、貓十五義式冰淇淋がおすすめです。
軽便路の老宅2階にあるジェラート店で、安妮的天空では、手作りの義式冰淇淋、つまりイタリアンジェラートを楽しめる店として紹介されています。店内には猫モチーフがあり、窓からは陰陽海や基隆嶼を望めるとのことです。
九份の定番スイーツといえば芋圓ですが、リピーターならあえてジェラートを選ぶのも面白いところです。
特にこの店は、猫好きの人にとって名前の由来や店内の雰囲気も魅力になりそうです。九份の古い建物、海景、猫モチーフ、手作りスイーツという組み合わせは、日本人観光客にもかなり伝わりやすいポイントです。

店舗情報
店名:貓十五義式冰淇淋
住所:新北市瑞芳區輕便路129-3號2樓
営業時間:12:00〜20:00
定休日:火曜
アクセス:バス788、825、826、827、1062、179、965、台湾好行などで「九份派出所」下車。
6. 食不厭|九份の山中にある“わざわざ行きたい”隠れ家レストラン

九份・瑞芳エリアで、食事を旅の目的にしたい人におすすめなのが食不厭です。
安妮的天空では、九份山城に隠れる廃墟感のあるレストランとして紹介されています。特に午仔魚一夜干が有名で、交通が便利とはいえない場所ながら、平日でも行列になるほど人気があるとされています。
これはかなり台湾リピーター向きです。
初めての九份旅行では、どうしても老街の食べ歩き中心になります。しかし2回目以降なら、「食事のために九份周辺へ行く」という旅も十分ありです。
食不厭は、にぎやかな老街とは違い、山城の奥にある目的地型の店。雰囲気のある老屋、しっかりした食事、台湾らしいローカル感を求める人に向いています。
ただし、人気店であり、営業時間や混雑状況が変わる可能性もありますので、ご注意を。

店舗情報
店名:食不厭
住所:新北市瑞芳區金光路221號
営業時間:11:30〜15:00、17:00〜21:00
電話:02 2496 1231
備考:人気店のため、訪問前の確認推奨。
7. 山巴咖啡|トンネルの先にある九份の静かな海景カフェ

九份の人混みから離れたい人に紹介したいのが、山巴咖啡です。
安妮的天空では、軽便路や基山路を越え、「神隠少女隧道」と呼ばれる磅坑隧道のそばにあるカフェとして紹介されています。黒を基調とした老宅カフェで、屋外の景観席から山城と海景を楽しめるのが魅力とされています。

九份リピーターにとって、この「少し歩いた先にある」という距離感はむしろ魅力です。
老街の中心部はどうしても混みますが、少し離れるだけで九份の空気は一気に静かになります。トンネルを抜けてカフェへ向かう流れも、ちょっとした小旅行のようです。
九份の写真を撮るだけでなく、山城の奥行きを感じたい人におすすめです。

店舗情報
店名:山巴咖啡
住所:新北市瑞芳區九份輕便路352-1號
営業時間:10:00〜19:00
備考:予約情報が紹介されているため、混雑が心配な場合は事前確認推奨。
8. M Bar House|九份に泊まる人だけが楽しみやすい夜の秘密基地

九份に宿泊するなら、夜の時間に訪れたいのがM Bar Houseです。
安妮的天空では、夜7時から営業する深夜向けの店として紹介されています。山城の地形を生かした場所にあり、九份の夜景を眺められる雰囲気が魅力とされています。
九份は日帰り観光客が多いため、夜遅くなると一気に空気が変わります。人が引いた後の九份には、昼間の観光地とは違う静けさがあります。
M Bar Houseは、まさにその時間帯を楽しむための店です。
日帰り旅行者には少し使いにくい営業時間ですが、九份に泊まるなら候補に入れる価値があります。
店舗情報
店名:M Bar House
住所:新北市瑞芳區輕便路280號
営業時間:19:00〜00:00
備考:席数や営業状況は訪問前に確認推奨。
9. 金石新月光|九份の山海を独占する予約制カフェ・民宿

九份で特別感のある時間を過ごしたい人には、金石新月光も候補になります。
安妮的天空では、民宿であり秘境カフェでもある場所として紹介されています。予約制で、陰陽海と山並みを望む白い建物が印象的な空間とされています。
この店は、ふらっと立ち寄るというより、九份旅の目的地として予定に組み込むタイプです。
九份はどうしても「混雑する観光地」という印象を持たれがちですが、こうした場所を選ぶと、山と海に囲まれた静かなリゾートのような一面が見えてきます。
特に写真を撮りたい人、静かな景色を楽しみたい人、九份で宿泊も検討している人に向いています。
店舗情報
店名:金石新月光
住所:新北市瑞芳區山尖路187號
電話:02 2496 2628
備考:午後のカフェのみの利用は予約制。訪問前に電話予約が必要。
リピーター向け・九份カフェ巡りモデルコース
半日で楽しむなら
九份老街を少し歩いたあと、次のように組むのがおすすめです。
- 九份老街を軽く散策
- 暇咖啡 HIMA CAFEで海景カフェ時間
- 貓十五義式冰淇淋でスイーツ休憩
- 夕方に水心月茶坊で台湾茶
九份らしい階段と海景、台湾茶、スイーツを半日でバランスよく楽しめます。
夕方から夜まで楽しむなら
九份に少し長めに滞在するなら、夕方以降の店選びが重要です。
- 午後に山巴咖啡へ
- 夕方に逸茶酒室で山海ビュー
- 夜はM Bar Houseへ
- 九份に宿泊
この流れなら、日帰り観光では見えにくい夜の九份を楽しめます。
食事重視なら
しっかり食事を楽しみたい人は、次の組み合わせが良さそうです。
- 昼に吾穀茶糧 九份食茶館
- 午後に九份老街散策
- 夕食に食不厭
- 余裕があれば夜景スポットへ
食不厭はアクセスや混雑の確認が必要ですが、食事目的の九份旅としては印象に残りやすいコースです。
まとめ|九份は“通り過ぎる観光地”から“滞在する山城”へ
九份は、初めて訪れる人にとっては赤提灯と老街の町です。
しかしリピーターにとっての九份は、それだけではありません。
海を望むカフェ、静かな茶房、夜だけ開くバー、山の中の隠れ家レストラン。少し歩き方を変えるだけで、九份はまったく違う表情を見せてくれます。
今回紹介した店は、どれも九份を「見る場所」ではなく「過ごす場所」に変えてくれる候補です。
次に九份へ行くなら、老街を歩いて終わりにせず、ぜひ一軒だけでも目的の店を決めて訪れてみてください。
九份の旅が、きっともう一段深くなります。




コメント