Revolutデビットカードを使って現地通貨を引き出してみた

台湾情報

2025.01.13

Revolutカードは海外旅行中に便利なデビットカードです。現地ATMから直接現地通貨を引き出せるため、両替所を探す手間を省けると同時に、盗難のリスクも低減します。また、現金両替よりも手数料が低いため、お得に利用できます。この記事では、Revolutカードを使って現地通貨を引き出す方法と注意点について解説します。

デビットカードを使う利点
Revolutカードとは？

デビットカードを使う利点

これまでにご紹介したように、外国で現地通貨を手に入れるためには、現地銀行や空港の両替窓口で日本円を現地通貨に両替する方法や、クレジットカードのキャッシング機能と繰り上げ返済の合わせ技でお得に現地通貨をATMから手に入れる方法があります。

しかし、一時的とはいえ「ローンキャッシング」をすることに抵抗を感じる人も少なからずいることでしょう。また、繰り上げ返済の手続きが面倒だと感じることもあります。

そんな方におすすめなのが、Revolutデビットカードを使った現地ATMでの通貨引き出しです。

Revolutカードとは？

Revolutカードとは、イギリス発のフィンテック企業Revolut（レボリュート）が提供するデビットカードやプリペイドカードのことです。Revolutはスマートフォンアプリを通じて、国際送金、外貨両替、暗号通貨の取引、貯蓄管理など、多機能な金融サービスを提供しており、Revolutカードはこれらの機能を支える主要なツールの一つです。

Revolutカードの特徴

多通貨対応: Revolutカードは多通貨対応で、為替レートが市場レートに近い形で取引されるため、海外旅行や海外ショッピングにおいてお得に使えます。
低手数料の国際送金: アプリ内から手軽に国際送金が可能で、一般的な銀行よりも低い手数料で利用できます。
カードの種類: ユーザーのニーズに合わせて、スタンダード、プレミアム、メタルといった異なるプランがあり、それぞれ追加特典や機能があります。
高度なセキュリティ: アプリを通じてカードのロック・アンロックや、利用制限の設定が可能で、セキュリティ管理が強化されています。
キャッシュバックやリワード: 一部プランには特定の利用に対してキャッシュバックやリワードが付与される仕組みもあります。

Revolutカードは、旅行者や海外取引を行う人にとって便利な選択肢となり、今では多くの国で利用できるようになっています。

RevolutカードでのATM引き出し手順

対応ATMを探す：RevolutカードはVisaやMastercard対応のATMで利用できます。ATMにこれらのロゴがあることを確認してから使用しましょう。台湾ではたいていのセブンイレブンやファミリーマート（全家）のATMが対応しています。
カードを挿入し、言語を選択：カードには差し込み方向が書かれていないので注意が必要です。ICチップの端子がある方から入れてください。台湾では、多くのATMで日本語が選択できるため、表示言語を日本語に切り替えるとスムーズです。
暗証番号（PIN）の入力：Revolutカードで設定した4桁のPINを入力します。
引き出し操作：表示される選択肢から「Cash Withdrawal」または「Saving Account（普通預金）」を選択し、希望の引き出し金額を入力します。
明細書の選択：取引内容を記録するために、明細書（receipt）を受け取ることをおすすめします。

引き出し時の注意点

引き出し手数料：Revolutには各プランごとに月間の無料引き出し限度額が設定されています（例：スタンダードプランで25,000円まで）。この限度額を超えると2％の手数料がかかります。
週末の為替手数料：平日は手数料なしで両替できますが、為替市場が閉じる週末（ニューヨーク時間の金曜日午後5時以降）には1％の手数料が加算されるため、可能であれば平日に引き出しを行うと良いでしょう。
現地ATMの手数料：ATMによっては独自の手数料が発生する場合があるため、複数のATMを試して、手数料が表示されるか確認することもおすすめです。