台北から日帰りで行ける人気観光地として、初めての台湾旅行でも名前が挙がりやすいのが九份です。
赤い提灯が並ぶ階段道、山あいに広がるレトロな街並み、茶藝館から眺める海と山の景色。九份は、台湾らしいノスタルジックな風景を楽しめる定番スポットです。
ただ、せっかく台北から1日使って九份方面へ行くなら、九份だけで終わらせるのは少しもったいないかもしれません。
九份の周辺には、鉱山の歴史を感じる金瓜石エリアや、海の色が印象的な陰陽海、山肌に残る十三層遺跡、黄金の滝など、台湾北部らしい風景が点在しています。さらに、十分方面まで足を延ばせば、十分の滝や十分老街、ランタン上げ体験も楽しめます。
この記事では、KKdayの午前発Cルートを利用し、野柳地質公園、陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝、九份老街、十分の滝、十分老街をめぐり、台北駅で解散したあとに寧夏夜市へ行く日帰りモデルコースを紹介します。
「九份に行きたいけれど、個人移動は不安」
「九份だけでなく、周辺の見どころも一緒に楽しみたい」
「ツアー後に夜市で夕食まで楽しみたい」
そんな初心者に向けた、台北発の日帰りモデルコースです。
- このコースの前提
- 利用するツアー
- このモデルコースがおすすめの人
- モデルコース全体の流れ
- 7:50頃 台北駅に到着
- 8:30 台北駅を出発
- 9:30頃 野柳地質公園を見学
- 11:00頃 陰陽海・十三層遺跡・黄金の滝を見学
- 12:00頃 九份老街に到着
- 12:40頃 「阿妹茶楼」でひと休み
- 13:30頃 九份の階段道を散策
- 14:30頃 十分の滝へ移動
- 15:30頃 十分老街でランタン上げ体験
- 18:00頃 台北駅で解散
- 18:20頃 台北駅から寧夏夜市へ移動
- 18:40〜20:00 寧夏夜市で夕食
- 20:00頃 ホテルへ戻る
- このコースで楽しめるポイント
- 初心者が注意したいこと
- まとめ|九份だけでなく、野柳・十分・寧夏夜市まで楽しむ1日旅
このコースの前提
この記事では、すでに台北市内に滞在している人が、台北から日帰りで九份・十分方面へ出かける流れを前提にします。
空港から台北までの移動や、ホテルの場所については扱いません。台北滞在中の1日を使って、九份を含む台湾北部の人気スポットを効率よく回りたい人向けの内容です。
利用する想定のツアーは、KKdayの次のルートです。
利用するツアー
【Cルート】野柳&九份&十分&陰陽海&十三層遺跡&黄金の滝
日中コースの午前発ルートで、出発時間は08:30です。
主な流れは、野柳地質公園、陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝、九份老街、十分の滝、十分老街をめぐり、18:00頃に台北駅で解散する内容です。
野柳地質公園の入場料は自費、十分老街でのランタン上げ体験料も自費です。九份老街では、オプションでお茶体験を選択できる場合があります。
この記事では、ツアー終了後に台北駅周辺へ戻ってくる流れを活かし、解散後は近くの寧夏夜市へ移動して夕食を楽しむコースにします。
このモデルコースがおすすめの人
このコースは、次のような人におすすめです。
- 初めて九份へ行く人
- 台北から日帰りで九份方面を楽しみたい人
- 個人移動ではなく、ツアーで効率よく回りたい人
- 九份だけでなく、野柳や十分も一緒に見たい人
- 陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝など、金瓜石周辺の景色も楽しみたい人
- ツアー後に夜市で台湾グルメを楽しみたい人
- 朝から夕方までしっかり観光し、夜は台北市内で夕食を取りたい人
このCルートは、九份を夜景で見るコースではありません。
その代わり、朝から夕方まで1日をしっかり使い、野柳、金瓜石、九份、十分をまとめて回れるのが魅力です。九份の赤提灯の夜景をメインにしたい人よりも、「台湾北部の人気スポットを効率よく一通り見たい人」に向いています。
モデルコース全体の流れ
この日帰りコースは、朝早く台北駅を出発し、まず野柳地質公園へ向かいます。
野柳では、海沿いに広がる奇岩地形を見学。その後、九份の近くにある陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝をめぐり、鉱山の歴史を感じる風景を楽しみます。
昼頃から午後にかけては、九份老街で街歩きや食べ歩き、茶藝館での休憩を楽しみます。その後、十分の滝へ移動し、最後に十分老街でランタン上げ体験や線路沿いの街並みを楽しみます。
18:00頃に台北駅で解散したら、そのまま寧夏夜市へ移動。夜市グルメで夕食を楽しんで、台湾らしい1日を締めくくります。
7:50頃 台北駅に到着
ツアー当日は、まず集合場所の台北駅1階 東三門(東3)へ向かいます。

Cルートの出発時間は08:30です。台北駅はとても大きく、MRT、台鉄、高鉄、地下街、バスターミナルなどが集まっているため、初めて行く人は迷いやすい場所です。
集合時間ぎりぎりに着くのではなく、少なくとも30分前には台北駅周辺に到着しておくと安心です。
集合前にトイレを済ませ、飲み物を用意しておきましょう。朝食はホテルや駅周辺で早めに済ませておくのがおすすめです。
この日は朝から夕方まで移動と観光が続くため、荷物はできるだけ少なくし、歩きやすい靴で参加しましょう。
8:30 台北駅を出発
08:30に台北駅を出発します。
このコースは午前発の日中ルートなので、九份の夜景を見る流れではありません。その代わり、朝から1日を使って、台湾北部の代表的な観光スポットを効率よく回ることができます。
個人で野柳、九份、十分を1日で回ろうとすると、交通手段や乗り換えの計画がかなり大変です。特に初めての台湾旅行では、移動に気を取られて観光を楽しむ余裕がなくなってしまうこともあります。
ツアーを利用すれば、移動を任せられるため、各スポットでの時間を楽しむことに集中できます。
9:30頃 野柳地質公園を見学
最初の見どころは、野柳地質公園です。
野柳は、海沿いに広がる奇岩地形で知られる人気スポットです。波や風の影響によって生まれた独特の岩が並び、台北市内では見られないダイナミックな自然景観を楽しめます。
有名な奇岩を探しながら歩くのも楽しいですが、初めて訪れるなら、まずは海岸線と岩場がつくる不思議な風景そのものを楽しむのがおすすめです。
野柳地質公園の滞在時間は60〜70分ほどです。入場料はツアー代金に含まれず、自費になるため、現地で支払えるように準備しておきましょう。
海沿いは風が強いこともあります。帽子や軽い持ち物が飛ばされないよう注意しましょう。
11:00頃 陰陽海・十三層遺跡・黄金の滝を見学
野柳のあとは、九份・金瓜石方面へ移動します。
このエリアで見学するのが、陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝です。滞在時間は30分ほどなので、じっくり歩き回るというより、車窓や短時間の見学で景色を楽しむイメージです。
陰陽海は、海の色が部分的に異なって見えることで知られる海岸景観です。九份の赤提灯のイメージとはまったく違い、台湾北部の地形や鉱山の歴史を感じられる場所です。

十三層遺跡は、かつての鉱山関連施設の跡が山の斜面に残る印象的な景観です。山肌に建物の跡が重なる姿は、九份や金瓜石が鉱山の街として発展してきた歴史を感じさせます。

黄金の滝は、金瓜石周辺らしい色合いを持つ滝として知られています。緑の山、岩肌、滝の流れが組み合わさった風景は、九份老街とは違う魅力があります。

この3か所を入れることで、九份を単なるレトロな観光地として見るだけでなく、周辺の鉱山文化や地形とあわせて理解しやすくなります。
陰陽海・十三層遺跡・黄金の滝についてはこちらの記事もお読みください。
12:00頃 九份老街に到着
昼頃、九份老街に到着します。
九份老街での滞在時間は約120分です。2時間あるので、食べ歩き、街歩き、茶藝館での休憩をバランスよく楽しめます。
九份老街の中心になるのは、基山街と豎崎路周辺です。基山街には、土産物店、軽食店、甘味店が並び、食べ歩きを楽しみやすい通りです。豎崎路は、階段沿いに赤提灯や茶藝館が並ぶ、九份らしい風景が見られるエリアです。
到着したら、まずは基山街を歩きながら九份の雰囲気に慣れていきましょう。
九份名物としてよく知られているのが、芋圓です。もちもちした芋団子を使った台湾スイーツで、温かいものも冷たいものもあります。歩き疲れたときの休憩にもぴったりです。
ほかにも、魚丸湯、草仔粿、タロイモ系のスイーツなど、九份らしい軽食があります。
ただし、この日は夕方に台北へ戻ったあと、寧夏夜市で夕食を楽しむ流れにします。九份では食べ歩きを軽めにして、夜市でしっかり食べる余裕を残しておくのがおすすめです。
12:40頃 「阿妹茶楼」でひと休み

九份では、どこかで一度座って休憩するのがおすすめです。
九份老街は階段や坂道が多く、混雑していると歩くだけでも体力を使います。「阿妹茶楼」に入って台湾茶を飲みながら休むと、後半の十分観光も楽になります。
ツアーによっては、九份でお茶体験をオプションとして選べる場合があります。初めて九份へ行くなら、短時間でも「阿妹茶楼」で過ごす時間を入れると、九份らしさを感じやすくなります。
赤提灯で有名な「阿妹茶楼」周辺は、九份らしい写真を撮りたい人に人気のエリアです。景色の見える席に座れれば理想的ですが、混雑時は席を選べないこともあります。
席や眺望にこだわりすぎず、台湾茶を飲みながら九份の雰囲気を楽しむくらいの気持ちで利用するとよいでしょう。
13:30頃 九份の階段道を散策

茶藝館や食べ歩きを楽しんだあとは、九份の階段道を散策します。
九份の魅力は、通りをただ歩くだけでなく、山の斜面に広がる街の立体感を感じられることです。階段を少し上ったり下ったりすると、建物、提灯、山、海が重なった九份らしい風景に出会えます。
ただし、九份は観光客が多く、道幅が狭い場所もあります。階段の途中で長く立ち止まると通行の妨げになることがあるため、周囲の流れに合わせて移動しましょう。
14:30頃 十分の滝へ移動
九份のあとは、十分の滝へ向かいます。
十分の滝での滞在時間は約50分です。水量のある滝を近くで見ることができ、九份老街とはまったく違う自然の迫力を楽しめます。
滝周辺には歩道や展望エリアがあり、角度を変えながら滝を眺められます。写真を撮るなら、滝だけを大きく写すのではなく、周囲の緑や岩場も入れると、十分らしい自然のスケールが伝わりやすくなります。
雨の日や雨上がりは足元が滑りやすいことがあります。九份と十分の滝を同じ日に回るこのコースでは、歩きやすい靴がとても大切です。
15:30頃 十分老街でランタン上げ体験
最後に訪れるのが、十分老街です。
十分老街での滞在時間は約60分です。線路沿いに商店が並ぶ独特の風景で知られ、台湾旅行らしい写真を撮りやすいスポットです。
ここで人気なのが、願い事を書いたランタンを空に飛ばす体験です。ランタン上げ体験料はツアー代金に含まれず、自費になるため、参加したい人は現金を用意しておくと安心です。
家族旅行、夫婦旅行、友人同士の旅行でも思い出に残りやすく、初めての台湾旅行では特に印象に残る体験になります。
十分老街は線路沿いの観光地です。列車が通ることもあるため、現地スタッフの案内に従い、線路上での撮影や移動には十分注意しましょう。
18:00頃 台北駅で解散
観光を終えたら、ツアー車両で台北市内へ戻ります。
Cルートは18:00頃に台北駅で解散する流れです。朝から野柳、金瓜石、九份、十分を回るため、日帰りとはいえかなり充実した1日になります。
ここでホテルへ戻って休むのもよいですが、まだ夕食を取っていない場合は、台北駅からアクセスしやすい寧夏夜市へ行くのがおすすめです。
九份では軽食やスイーツを中心にしておき、夕食は台北に戻ってから夜市で楽しむ流れにすると、1日の食事のバランスがよくなります。
18:20頃 台北駅から寧夏夜市へ移動
台北駅で解散したら、夕食は寧夏夜市へ向かいましょう。
寧夏夜市は、台北駅から比較的行きやすい夜市です。規模は大きすぎず、グルメ系の屋台が集まっているため、初めての台湾旅行でも歩きやすい夜市です。
台北駅からは、徒歩、MRT、タクシーなどで移動できます。
歩くのが苦でなければ、台北駅周辺から街歩き感覚で向かうこともできます。ただし、この日は朝からかなり歩いているので、疲れている場合はタクシーや配車アプリを使うと楽です。
MRTを利用する場合は、淡水信義線で中山駅または双連駅方面へ移動し、そこから歩くルートが分かりやすいです。
ツアー後に無理なく夜市へ行きたいなら、寧夏夜市は台北駅解散との相性がとても良い選択肢です。
18:40〜20:00 寧夏夜市で夕食
寧夏夜市では、台湾らしい屋台グルメを少しずつ楽しみましょう。
おすすめは、魯肉飯、蚵仔煎、鶏肉飯、地瓜球、芋頭餅、豆花、フルーツジュースなどです。九份で芋圓や草仔粿などを食べている場合は、夜市では塩気のある料理を中心にするとバランスがよくなります。
寧夏夜市は、食べ歩きしやすい規模感が魅力です。士林夜市のような大きな夜市よりも動線が分かりやすく、ツアー後の夕食にも使いやすいです。
この日は朝から移動が多く、観光スポットも多めです。夜市では無理に何軒も回ろうとせず、気になるものを2〜3品食べるくらいでも十分楽しめます。
行列ができている屋台もありますが、疲れている場合は無理に並びすぎないことも大切です。空いている店や回転の早い店を選びながら、気軽に台湾グルメを楽しみましょう。
寧夏夜市については、こちらの記事もご覧ください。
20:00頃 ホテルへ戻る
寧夏夜市で夕食を楽しんだら、無理をせずホテルへ戻りましょう。
このコースは、朝8:30出発で、野柳、金瓜石、九份、十分を回り、さらに夜市で夕食まで楽しむ流れです。かなり満足感のある1日になる反面、体力も使います。
翌日も観光予定がある場合は、夜市で長居しすぎず、早めに休むのがおすすめです。
台北駅周辺、中山、西門町、大安方面など、宿泊エリアに合わせてMRTやタクシーを利用しましょう。
このコースで楽しめるポイント
このモデルコースでは、台北から日帰りで、台湾北部の人気スポットを効率よく楽しめます。
野柳では、海沿いの奇岩地形。
陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝では、九份・金瓜石周辺の鉱山の歴史と独特の景観。
九份老街では、赤提灯、階段道、茶藝館、食べ歩き。
十分の滝では、台北市内とは違う自然の迫力。
十分老街では、線路沿いの街並みとランタン上げ体験。
そして最後に、台北駅近くの寧夏夜市で台湾グルメ。
九份だけを往復するよりも、1日の流れに変化があり、初めての台湾旅行でも満足度の高い日帰りコースになります。
初心者が注意したいこと
このコースでは、歩きやすい靴で参加することが大切です。
九份は階段が多く、十分の滝周辺でも歩く時間があります。野柳地質公園でも海沿いを歩くため、サンダルやヒールより、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
また、九份や野柳、十分周辺は天気の影響を受けやすいエリアです。晴れていても急に雨が降ることがあるため、折りたたみ傘や薄手の雨具があると安心です。
野柳地質公園の入場料、十分老街のランタン上げ体験料は自費です。参加したい場合は、現金を少し用意しておきましょう。
九份では、夕方から夜景まで滞在するコースではないため、赤提灯が灯る夜の九份を見たい人には別の夜間コースの方が向いています。このCルートは、九份夜景よりも、野柳、金瓜石、九份、十分を1日で効率よく回ることを重視したコースです。
最後に寧夏夜市まで行く場合は、体力にも余裕を持っておきましょう。九份で食べすぎたり、十分で歩きすぎたりすると、夜市を楽しむ余力がなくなることがあります。
九份では軽めに食べ、夜市で夕食を取る。このバランスを意識すると、最後まで無理なく楽しめます。
まとめ|九份だけでなく、野柳・十分・寧夏夜市まで楽しむ1日旅
九份は、台北から日帰りで行ける台湾旅行の定番スポットです。
ただ、せっかく1日使うなら、九份老街だけでなく、野柳地質公園、陰陽海、十三層遺跡、黄金の滝、十分の滝、十分老街まであわせて楽しむと、台湾北部の魅力をより深く感じられます。
今回のモデルコースでは、KKdayの午前発Cルートを利用し、朝から夕方まで人気スポットを効率よく観光。その後、台北駅で解散し、近くの寧夏夜市で台湾グルメを楽しむ流れにしました。
野柳の奇岩、金瓜石周辺の鉱山風景、九份の老街、十分の滝とランタン、そして台北の夜市。
この1日で、台湾北部らしい風景と食をまとめて体験できます。
初めて九份方面へ行くなら、移動の不安を減らしながら、観光も夜市も楽しめるこのコースを検討してみてください。






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