台北で「レトロな街並みを歩きたい」「台湾茶や雑貨を楽しみたい」「夕方は川沿いでゆっくり過ごしたい」と思ったら、北門から大稻埕へ向かう1日コースがおすすめです。
台北101や信義エリアのような現代的な台北も魅力的ですが、台北には古い商店街、茶行、赤レンガの店屋、寺廟、市場、川沿いの夕景が残るエリアもあります。その代表が、北門から迪化街、大稻埕碼頭へ続く一帯です。
大稻埕は、ただレトロな建物が残る街ではありません。かつて茶葉や乾物の商いで栄え、今も台湾茶の老舗、乾物店、布市場、リノベーションされた老屋、雑貨店、茶館が点在しています。歩き方を少し工夫すると、建物を見るだけでなく、台湾茶、買い物、ローカルグルメ、夕景、夜市まで一日で楽しめます。
この記事では、MRT北門駅を出発し、新芳春茶行、永樂市場、霞海城隍廟、迪化街、台湾茶の休憩、大稻埕碼頭、夜市までをつなぐ1日モデルコースを紹介します。
- このモデルコースで楽しめること
- 所要時間の目安
- モデルコース全体の流れ
- 13:30 MRT北門駅からスタート
- 10:30 新芳春茶行で大稻埕と台湾茶の歴史に触れる
- 11:30 永樂市場で布と市場のにぎわいを楽しむ
- 12:00 霞海城隍廟で台湾の信仰文化に触れる
- 12:30 昼食は「ローカル派」と「ゆっくり派」で選ぶ
- 13:30 迪化街のレトロ建築と店屋を歩く
- 14:30 雑貨店やリノベーション老屋に立ち寄る
- 15:30 台湾茶で休憩|茶館で飲むか、茶葉を買うかを決める
- 16:30 暑い日は現代的なドリンクスタンドも選択肢に
- 17:30 大稻埕碼頭で夕景を楽しむ
- 19:00 夜は寧夏夜市か延三夜市へ
- 雨の日はどうする?大稻埕は雨でも歩きやすい
- 暑い日の歩き方
- 初めての台湾旅行におすすめの理由
- 台湾リピーターには、細部を見る散歩としておすすめ
- モデルコースを短縮するなら
- 目的別の楽しみ方
- まとめ|台北のレトロな街並みは、北門から大稻埕へ歩くと楽しみやすい
このモデルコースで楽しめること
このコースの魅力は、台北の古い街並みを歩きながら、大稻埕らしい文化を一日で立体的に感じられることです。
北門周辺では、台北の古い都市の入口を感じられます。新芳春茶行では、大稻埕と台湾茶の歴史を建物ごと体感できます。迪化街では、古い店屋、騎楼、乾物店、漢方薬材店、台湾茶の店、雑貨店が並ぶ商業街を歩けます。永樂市場では、布市場らしい色とにぎわいを楽しめます。霞海城隍廟では、商店街の中に息づく台湾の信仰文化に触れられます。
午後には茶館や茶行で台湾茶を楽しみ、夕方には大稻埕碼頭へ向かいます。淡水河沿いで夕景を眺めると、古い商店街を歩いてきた一日が、開放的な川辺の景色でゆっくり締まります。まだ体力があれば、夜は寧夏夜市や延三夜市へつなげることもできます。
台北のレトロな街並みを楽しむといっても、古い建物だけを見て回る必要はありません。台湾茶、雑貨、市場、寺廟、写真、夕景、夜市を組み合わせることで、初めての台湾旅行でも飽きずに歩けます。
特に日本人観光客にとっては、「懐かしいけれど日本とは違う」雰囲気を味わいやすいエリアです。赤レンガ、漢字の看板、商店街のにぎわい、寺廟の色彩、茶葉の香り、川辺の夕暮れが重なり、台北の歴史ある街の空気を感じられます。
所要時間の目安
このモデルコースは、1日でゆっくり楽しむことを想定しています。
午前10時ごろにMRT北門駅を出発し、午前中に新芳春茶行と迪化街南側を歩き、昼にローカルご飯やカフェで休憩します。午後は迪化街の雑貨店や茶行を見ながら、台湾茶の時間を入れます。夕方に大稻埕碼頭へ向かい、夜は寧夏夜市または延三夜市へ行く流れです。
全体で7〜9時間ほど見ておくと、休憩を入れながら無理なく歩けます。
短時間で回りたい場合は、北門駅、新芳春茶行、永樂市場、霞海城隍廟、迪化街散策までに絞れば、3〜4時間でも楽しめます。夕景を見たい人は大稻埕碼頭まで、夜市まで楽しみたい人は夜まで予定を空けておくとよいでしょう。
台湾リピーターや写真好きの人は、建物の細部、路地、茶行、雑貨店を見ていると時間がかかります。予定を詰め込みすぎず、途中で台湾茶やカフェ休憩を入れる前提で考えると、満足度が高くなります。
モデルコース全体の流れ
今回のおすすめルートは、次の通りです。
MRT北門駅
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北門周辺を軽く散策
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新芳春茶行で大稻埕と台湾茶の歴史に触れる
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永樂市場
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霞海城隍廟
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迪化街の店屋・乾物店・雑貨店を散策
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昼食
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南街得意、林華泰茶行などで台湾茶を楽しむ
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大稻埕碼頭で夕景
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余裕があれば寧夏夜市または延三夜市へ
この流れにすると、歴史ある建物から市場、寺廟、商店街、茶文化、川辺、夜市へと、景色が少しずつ変わっていきます。同じ「レトロな台北」でも、場所ごとに違う表情があるため、歩いていて単調になりにくいのが魅力です。
13:30 MRT北門駅からスタート

スタート地点はMRT北門駅です。
北門駅は、台北駅からも近く、初めての旅行者でも使いやすい駅です。駅名の通り、周辺には台北城の北門があり、ここから大稻埕方面へ歩くと、現代的な台北中心部から古い商業街へ入っていく流れを感じられます。
時間があれば、駅構内や周辺を少し見てから出発しましょう。北門駅周辺には、台北の都市の歴史を感じさせる要素があり、いきなり迪化街へ向かうよりも、コース全体に物語が出ます。
ここでは長時間滞在する必要はありません。目的は、大稻埕散歩への入口として、台北の古い都市の雰囲気を少し感じることです。写真を撮る場合も、北門を正面から大きく撮るだけでなく、周囲の街並みと一緒に切り取ると、現在の台北との対比が出ます。
10:30 新芳春茶行で大稻埕と台湾茶の歴史に触れる
北門周辺を軽く見たら、新芳春茶行へ向かいます。
新芳春茶行は、大稻埕が台湾茶の商いで栄えた時代を感じられる貴重な建物です。古い茶商の建築を活かした空間で、外観だけでなく内部の雰囲気も見どころがあります。
大稻埕を歩く前にここへ立ち寄ると、迪化街の見え方が変わります。茶行、乾物店、古い店屋が並ぶ街並みも、ただのレトロな風景ではなく、かつて商業と文化が集まった場所として感じられるようになります。
建物の中では、天井の高さ、窓、柱、床、階段など、古い商家建築ならではの雰囲気に注目してみましょう。東洋と西洋の要素が混ざった建築を見ると、大稻埕が海外との貿易や新しい文化の入口だったことも想像しやすくなります。
台湾茶に興味がある人は、ここをこの日のテーマの入口にするとよいです。これから歩く迪化街や茶行も、「台湾茶を買う場所」ではなく、「台湾茶文化が今も続いている街」として楽しめます。
なお、展示内容や茶席体験、開館時間などは変更されることがあります。訪問前に公式情報を確認しておくと安心です。
11:30 永樂市場で布と市場のにぎわいを楽しむ

新芳春茶行を見たあとは、迪化街南側へ向かい、永樂市場に立ち寄ります。
永樂市場は、布や手芸材料を扱う店が集まる場所として知られています。台湾らしい花柄の布、チャイナ風の生地、リボン、ボタン、手芸パーツなどを見て歩くだけでも楽しめます。
日本人旅行者には、自分用の旅の記念を探す場所としておすすめです。大きな買い物をしなくても、小さな布、リボン、ボタンなどは持ち帰りやすく、旅の思い出になります。ハンドメイドが好きな人なら、帰国後にポーチや巾着、ブックカバーなどを作る楽しみもあります。
永樂市場は、観光施設というより、地元の人や業者も利用する市場です。通路をふさがないように歩き、商品を撮影したい場合は店の人の様子を見ながら判断しましょう。
布や手芸にあまり興味がない人でも、永樂市場周辺は大稻埕散策の中心にしやすい場所です。市場、寺廟、迪化街の店屋が近くにまとまっているので、初めて大稻埕を歩く人にも分かりやすいエリアです。
12:00 霞海城隍廟で台湾の信仰文化に触れる
永樂市場から少し歩くと、台北霞海城隍廟があります。
霞海城隍廟は、月下老人で知られる寺廟です。縁結びを願う人が多く訪れる場所として有名ですが、建物そのものや周囲の雰囲気にも注目したいスポットです。
この廟の面白さは、迪化街の商店街の中に自然に存在していることです。大きな境内を持つ寺院というより、店が並ぶ通りの中に信仰の場が組み込まれているように感じられます。
参拝する場合は、現地の案内に従いましょう。初めてで作法が分からなくても、無理に自己流で行う必要はありません。案内表示を確認し、分からない場合はスタッフに聞くか、静かに見学するだけでも十分です。
写真を撮る場合は、参拝者への配慮が必要です。祈っている人の顔を大きく写さない、通路をふさがない、撮影禁止の表示があれば従う。この基本を守れば、気持ちよく過ごせます。
12:30 昼食は「ローカル派」と「ゆっくり派」で選ぶ

午前中に北門、新芳春茶行、永樂市場、霞海城隍廟を歩くと、そろそろ昼食の時間になります。
大稻埕の1日コースでは、昼食をどこで取るかを決めておくと、その後の歩き方が楽になります。おすすめは、ローカル感を楽しむか、涼しい店内でゆっくり休むかで選ぶ方法です。
ローカル感を楽しみたい人は、慈聖宮前小吃区のような昔ながらの小吃エリアを候補にするとよいでしょう。台湾らしい屋台ご飯や軽食を楽しめるので、街歩きの流れに合います。
一方で、暑い日、雨の日、初めての台湾旅行で注文に不安がある人は、迪化街周辺のカフェやリノベーションされた老屋の店を選ぶのもおすすめです。落ち着いて座れる店に入れば、午後の散策に向けて体力を回復できます。
大稻埕は、無理に有名店を詰め込むより、歩いている途中で気になる店に入る楽しさもあります。昼食をしっかり食べるか、軽く食べて午後にお茶とお菓子を楽しむか、自分の旅のペースに合わせて決めましょう。
迪化街の建築の見方は、別記事「迪化街のレトロ建築を歩く」で詳しく紹介しています。
13:30 迪化街のレトロ建築と店屋を歩く

昼食後は、迪化街をゆっくり歩きます。
迪化街は、大稻埕を代表する商店街です。乾物、漢方薬材、台湾茶、雑貨、布関連の店などが並び、古い店屋が今も商業空間として使われています。
ここで意識したいのは、店先の商品だけでなく、建物の上を見ることです。二階部分の装飾、赤レンガの外壁、窓の形、騎楼の柱、古い看板などに注目すると、迪化街のレトロな魅力がよく分かります。
買い物をするなら、ドライフルーツ、台湾茶、パッケージ入りのお菓子、布小物などが旅行者には選びやすいです。漢方薬材や乾物は面白いですが、用途や持ち帰りが分かりにくいものもあるため、初心者は無理に買わなくても大丈夫です。
迪化街は、昔ながらの乾物街というイメージが強い場所ですが、近年はリノベーションされた老屋、生活雑貨店、ギャラリー、茶館、カフェも増えています。昔の商店街と新しい感性の店が混ざっているところも、大稻埕の魅力です。
14:30 雑貨店やリノベーション老屋に立ち寄る
午後の迪化街散策では、乾物店や茶行だけでなく、雑貨店やリノベーションされた老屋にも立ち寄ってみましょう。
大稻埕には、古い建物を活かした生活雑貨店、選品店、ギャラリー、カフェが点在しています。陶器、木工、ガラス、布小物、台湾らしいデザインの雑貨などを見ていると、昔ながらの商店街とは少し違う、今の台湾の感性も感じられます。
この時間帯は、買い物を急ぐというより、気になる店をのぞきながら歩くのがおすすめです。大稻埕は、店に入ってみて初めて奥行きのある老屋空間に気づくこともあります。通りから見るだけでは分からない中庭、階段、古い梁、静かな二階席などに出会えるかもしれません。
ただし、すべての老屋が自由に見学できるわけではありません。店舗やカフェとして営業している場所では、店のルールに従いましょう。写真を撮る場合も、商品や店内を撮ってよいか、雰囲気を見ながら判断すると安心です。
写真を撮りながら歩きたい人は、別記事「写真を撮りながら楽しむ大稻埕散歩」で、撮影ポイントや構図を詳しく紹介します。
15:30 台湾茶で休憩|茶館で飲むか、茶葉を買うかを決める
大稻埕散歩では、午後に台湾茶の時間を入れるのがおすすめです。
大稻埕には、座って台湾茶を楽しめる茶館と、茶葉を買える老舗茶行の両方があります。ここを分けて考えると、読者も自分に合った楽しみ方を選びやすくなります。
ゆっくり座って台湾茶を楽しみたい人は、迪化街の老屋を活かした茶館を候補にするとよいでしょう。たとえば、民藝埕の2階にある南街得意のような茶館では、古い建物の雰囲気の中で台湾茶を味わえます。通りのにぎわいから少し離れ、落ち着いた空間でお茶を飲む時間は、大稻埕散歩のよい休憩になります。
茶葉をお土産にしたい人は、林華泰茶行のような老舗茶行を候補にできます。大きな茶缶が並ぶ店内で、台湾茶を選ぶ体験そのものが、大稻埕らしい思い出になります。茶葉の種類が分からない場合は、飲みやすいもの、香りが軽いもの、予算、贈り物用か自分用かを伝えると選びやすくなります。
台湾茶に慣れていない人は、無理に高級茶を選ぶ必要はありません。まずは飲みやすい烏龍茶や包種茶などから始めると、帰国後も気軽に楽しめます。パッケージがきれいな茶葉は、お土産にも使いやすいです。
この時間を入れることで、1日コース全体に「大稻埕らしさ」が出ます。単なるレトロ建築散歩ではなく、台湾茶の香りとともに街を楽しむコースになります。
16:30 暑い日は現代的なドリンクスタンドも選択肢に
本格的な茶館や茶行に入るのは少し緊張する、という人は、現代的なドリンクスタンドで烏龍茶系のドリンクを楽しむのもよい選択です。
台湾では、街歩きの途中にドリンクスタンドで冷たいお茶を買うのも日常的な楽しみ方です。烏龍茶、烏龍ミルクティー、フルーツティーなど、飲みやすいメニューが多く、暑い日の休憩にも向いています。
大稻埕の茶文化をしっかり味わうなら茶館や茶行がおすすめですが、初めての台湾旅行で気軽に楽しみたい人には、ドリンクスタンドも入りやすい選択肢です。
甘さや氷の量を選べる店では、甘さ控えめ、氷少なめにすると日本人にも飲みやすいことが多いです。台湾のドリンクは量が多いこともあるので、夜市まで食べ歩く予定がある人は、飲みすぎないようにしましょう。
17:30 大稻埕碼頭で夕景を楽しむ
夕方になったら、大稻埕碼頭へ向かいます。
迪化街の古い商店街から淡水河沿いへ出ると、急に空が広くなります。街の密度のある風景から、川辺の開放的な景色へ変わるため、コースの締めくくりにぴったりです。
天気がよければ、淡水河沿いで夕景を楽しめます。川沿いを歩いたり、空の色が変わるのを眺めたり、写真を撮ったりして過ごすと、午後の街歩きの疲れも少し落ち着きます。
大稻埕碼頭周辺には、コンテナを活用したマーケットや飲食スペースがあり、夕方から夜にかけてにぎわうことがあります。川風を感じながら軽く飲み物を楽しんだり、夜景を眺めたりするのもおすすめです。
ただし、イベント開催日や花火などの特別な日は混雑や交通規制が発生する場合があります。落ち着いて歩きたい人は、通常日の夕方を選ぶとよいでしょう。
夕日は天候に左右されます。必ずきれいな夕焼けが見られるとは限りませんが、川沿いの空気を感じながら歩くだけでも、大稻埕散歩のよい締めになります。
19:00 夜は寧夏夜市か延三夜市へ
まだ体力と時間に余裕があれば、夜市へ向かいましょう。
初めての台湾旅行なら、寧夏夜市がおすすめです。大同区にある夜市で、台湾らしい屋台料理を楽しみやすく、観光客にも比較的分かりやすい夜市です。大稻埕や迪化街周辺からつなげやすく、午後の街歩きのあとに夜市グルメを組み合わせると、1日コースとして満足度が高くなります。
台湾リピーターやローカル感を楽しみたい人は、延三夜市を候補にしてもよいでしょう。大橋頭駅周辺に広がる昔ながらのグルメエリアで、観光夜市というより、地元の人が食事に使う雰囲気があります。迪化街や大稻埕碼頭のあとに、もう少し庶民的な台北の夜を感じたい人に向いています。
ただし、夜市まで入れると歩く時間が長くなります。暑い日や雨の日、子ども連れ、年配の家族との旅行では、無理に夜市まで行かず、大稻埕碼頭で終えるのもよい選択です。
夜市を楽しむ場合は、現金を少し用意しておくと安心です。人気店は行列になることもあるので、食べたいものを詰め込みすぎず、軽く食べ歩くくらいの気持ちで行くと疲れにくくなります。
寧夏夜市については、こちらの記事もご覧ください。
雨の日はどうする?大稻埕は雨でも歩きやすい
台湾旅行中は、急な雨に当たることもあります。大稻埕は雨の日でも比較的歩きやすいエリアです。
迪化街には騎楼があり、屋根のある通路を歩ける場所があります。永樂市場に入れば、雨を避けながら布や手芸材料を見ることもできます。途中で台湾茶の店やカフェに入れば、雨宿りをしながら休憩できます。
ただし、完全に濡れずに移動できるわけではありません。駅からの移動、横断歩道、路地、大稻埕碼頭周辺では傘が必要です。雨の日は足元が滑りやすくなるので、歩きやすい靴で行きましょう。
雨が強い日は、大稻埕碼頭での夕景を無理に狙わず、迪化街、永樂市場、茶行、カフェ中心のコースに切り替えるのがおすすめです。
暑い日の歩き方
夏の台北でこのコースを歩く場合は、暑さ対策が大切です。
午後から歩くコースは夕景につなげやすい反面、夏は日差しが強い時間帯に当たることがあります。帽子、飲み物、日傘、歩きやすい靴を用意し、無理に歩き続けないようにしましょう。
永樂市場やカフェ、台湾茶の店を休憩ポイントとして使うと、体力を保ちやすくなります。特に大稻埕碼頭まで歩く場合は、途中で一度しっかり休むのがおすすめです。
観光では、予定通りに全部回ることより、気持ちよく歩けることのほうが大切です。暑さが厳しい日は、北門、永樂市場、霞海城隍廟、迪化街の一部だけに絞っても十分楽しめます。
初めての台湾旅行におすすめの理由
このモデルコースは、初めて台湾を訪れる日本人観光客にもおすすめです。
理由は、アクセスがよく、移動が比較的分かりやすいからです。MRT北門駅を起点にすれば、台北駅周辺からも行きやすく、1日観光として組み込みやすいです。
また、台湾らしい要素が短い距離にまとまっています。古い街並み、市場、寺廟、台湾茶、乾物店、雑貨、川沿いの夕景、夜市まで、台湾旅行らしい体験を一度に味わえます。
台北101や有名小籠包店、九份ツアーとは違い、派手な観光ではありません。けれど、台北の暮らしや商い、信仰に近い風景を歩いて感じられるのが、このコースの魅力です。
初めての台湾旅行で不安がある人は、夜市を寧夏夜市にする、昼食はカフェにする、茶行は買い物だけにするなど、自分に合った形に調整すると歩きやすくなります。
KKdayのツアーもおすすめです。
台湾リピーターには、細部を見る散歩としておすすめ

台湾リピーターには、このコースを「台湾茶と老屋を見る散歩」として楽しむのがおすすめです。
初めて迪化街に行ったときは、乾物やお土産だけを見て通り過ぎてしまったかもしれません。けれど、建物の二階部分、騎楼の柱、古い看板、茶行の香り、老屋の奥行き、路地の静けさに注目すると、同じエリアでもまったく違って見えます。
大稻埕は、何度歩いても発見があります。前回は買い物中心、今回は建築中心、次回は台湾茶中心、さらに次は写真中心というように、テーマを変えて訪れやすいエリアです。
特に台湾茶に興味がある人は、新芳春茶行で歴史を感じ、迪化街で茶行を見て、茶館でゆっくり飲む流れにすると、大稻埕の魅力が深く伝わります。
モデルコースを短縮するなら
時間がない場合は、次の短縮版がおすすめです。
MRT北門駅
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新芳春茶行
↓
永樂市場
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霞海城隍廟
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迪化街を少し散策
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台湾茶またはカフェで休憩
この流れなら、3〜4時間ほどでも大稻埕らしさを感じられます。大稻埕碼頭や夜市は次回に回してもよいでしょう。
特に初めての台湾旅行で予定が詰まっている場合は、無理に全部入れないほうが満足度が高くなります。迪化街周辺だけでも、写真、買い物、寺廟、市場、台湾茶を十分楽しめます。
目的別の楽しみ方
大稻埕は、旅の目的に合わせて歩き方を変えやすいエリアです。
台湾茶を楽しみたい人は、新芳春茶行、茶行、茶館を中心に歩きましょう。街の背景を知ってから茶葉を選ぶと、お土産にも物語が生まれます。
写真を撮りたい人は、北門、迪化街の騎楼、永樂市場周辺、霞海城隍廟、リノベーション老屋、大稻埕碼頭の夕景を意識すると、変化のある写真が撮れます。
買い物を楽しみたい人は、永樂市場の布、迪化街のドライフルーツ、台湾茶、雑貨店を中心に歩くと満足度が高くなります。
ローカルグルメを楽しみたい人は、昼に小吃、夜に寧夏夜市または延三夜市を組み合わせると、一日を通して台湾らしい食の楽しみが続きます。
まとめ|台北のレトロな街並みは、北門から大稻埕へ歩くと楽しみやすい
台北でレトロな街並みを楽しむなら、北門から大稻埕へ歩く1日コースがおすすめです。
北門周辺からスタートし、新芳春茶行で大稻埕と台湾茶の歴史に触れ、永樂市場で布市場のにぎわいを感じ、霞海城隍廟で台湾の信仰文化に触れ、迪化街の店屋や雑貨店を歩く。午後は茶館や茶行で台湾茶を楽しみ、夕方に大稻埕碼頭へ向かう。余裕があれば、寧夏夜市や延三夜市までつなげることで、台北の昔ながらの空気を一日かけて味わえます。
このコースは、初めての台湾旅行にも、台湾リピーターにも向いています。観光名所を急いで回るというより、街の変化を感じながら歩くコースです。
大稻埕は、レトロ建築、台湾茶、乾物店、布市場、寺廟、老屋リノベーション、夕景が重なる街です。台北101のような現代的な景色とは違う、古い台北の表情を見たい人は、ぜひ北門から大稻埕へ歩いてみてください。
建物、商店、寺廟、市場、茶葉の香り、川辺の景色がつながり、台北の奥行きを感じられるはずです。










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